Technote

by sizuhiko

わたしとCakePHP

<!– more –>CakeMatsuriを迎えるにあたってのリレー形式ブログ第2弾です。yandoさんの記事の後で恐縮ですが、これまでCakePHPと過ごしてきた日々を振り返ってみます。

CakePHPとの出会い

はじめてCakePHPという名前を聞いたのは、「10分で作るCakePHPアプリ」というRuby on Railsでも有名だった最速開発のスクリーンキャストをPHPでもやってみた、というものでした。

PHPは2000年頃に興味を持ってやっていたのですが、その後仕事はJavaやRubyが中心となり、疎遠となっていました。そのためPHPでもこんな事ができるのか!!と衝撃を受けました。

早速CakePHPをダウンロードし、動かしてみると、その導入のしやすさは(エラーメッセージの親切さも相まって)、これまでに体験したことのないものでした。早速blogチュートリアルを作って、アレコレいじっていた記憶があります。PHP熱が再発した瞬間でした。

ミニ案件との出会い

その直後、たまたま小さい案件で、言語は何でも良いという仕事に偶然と出会い、CakePHPの採用を決めました。当時のバージョンは1.0でした。当時は日本語の情報も少なく、Cake本体のコードを読みながら進めていたものでした。

書籍執筆のきっかけ

ちょうどその頃、同僚が「Web2.0ビギナーズバイブル」の共著を持ちかけてきました。この本はWeb2.0開発を始める人向けの本で、言語部分はそのものの入門とフレームワークの入門をペアにした企画でした。書籍としては(雑誌は既出でした)始めてCakePHPを取り上げることになりましたが、実は企画を依頼された段階ではsymfonyだったのです。CakePHPを使った後で比較のためにSymfonyも使ってみたことはあったのですが、どうしてもCakePHPでやりたいということを言って変更してもらった経緯がありました。そのときsymfonyで書いていたら今はどうしていたのかな?と思うことがあります。

これまで雑誌やメルマガの経験はあったのですが、初めての書籍はとても困難でしたが、ここから学ぶことも大変多く、その後「Webアプリケーションテスト手法」「CakePHPによる実践Webアプリケーション開発」の計3冊も共著させていただくことになったのは感謝でいっぱいです。

CakePHPコミュニティとの出会い

その後、yandoさん主催で始まったCakePHP勉強会に参加・発表したり、CakePHPカンファレンスで講演させていただいたり、様々なところでCakePHPユーザとの出会いを繰り返してきて新しい輪が構築できました。新しい輪は、仕事面でも指名でCakePHP案件をいただくこともありました。

直近では「CakePHP1.2ガイドブック」のトークショーを池袋ジュンク堂でやったのですが、これも楽しいイベントになりました。

そしてCakeMatsuriへ

今月末、10/30、10/31にCakePHPコミュニティの活動として、国内最大のイベントなるCakeMatsuri(昨年はCakePHPカンファレンス)が開催されます。

今年は2日間で、30日はこれまで何回か実施したハンズオンの延長線上になるワークショップ(すみませんもう定員に達しました)、31日は海外からコア開発者を招待しての講演や、CakePHPを使った事例発表などがあるカンファレンス(まだ参加者募集中です)から構成されています。

コミュニティの輪に身を投じてみて、私は様々な出会いやきっかけを得ることができました。皆様もCakeMatsuriに参加して新しい輪を広げてみてはどうでしょうか?

聴講者として参加するも、LTなど短い時間からでも、苦労したことを事例発表するなど、様々な参加スタイルがありますので、皆様の参加をお待ちしております。