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by sizuhiko

CakePHP2 実践入門 が出ます

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表題のとおりCakePHP2.x系をターゲットにした本がいよいよ9/29に発売となります(池袋ジュンク堂では本日より10冊の先行発売があった模様です)。

本書のほとんどを企画の安藤さんが書いたのですが、わたしも共著のメンバーとして10章 プラグイン、11章 コンソール、12章 ユニットテスト を担当しました。

本書のオススメ・ポイント

執筆の一員という立場で手前味噌なのですが、まだポチっとしていない方の背中を押すという意味で、5つ紹介します。

  • 豪華な執筆陣
  • 最新のバージョン2.2への追従
  • よりチェックされた本文とサンプルコード
  • 便利なチートシート付き
  • 隠れポイント

豪華な執筆陣

本の帯にも書かれている「コミュニティ主要メンバーが最前線のノウハウを凝縮」という部分に現れているとおり、著者それぞれはCakePHPの勉強会や、翻訳、本体へのパッチ送付、Blogなどで勢力的に活動しており、得意な分野について担当するという意味では共著のメリットを最大限に活かした本と言えます。

そういう意味で各章には、これまでのCakePHP本にはなかったTipsが含まれていると思います。「実践入門」というタイトルですが、現在CakePHPを使っている方にも何か新しい気付きがあると良いなと思っています。

最新のバージョン2.2への追従

本書の始まりはCakePHP2.0の頃であり、「もしかしたら発売する頃には2.1になっているかもね」と言われていたものです。それが気付くと2.1はリリースになり、まだ2.2はリリースとは遠いところにある存在でした。2.1に対応した内容がほぼFixしたころに、2.2が驚く程の速さでリリース(ほんとの直前には2.2.1)となりさらに追従というようなサイクルでした。もちろん本書を手に取っていただけるとわかるのですが、数カ所「このバージョンでは・・・」という記述が見られるようにバージョン違いによる説明が含まれているのも特徴です。

よりチェックされた本文とサンプルコード

今まで何度か執筆に参加したのですが、今回は期間も内容もかなりタフなものだったと思います。それはバージョン追従の問題だったり、なるべく多くの内容を詰め込みたいがページ数には上限があり内容を精査したりといったことです。そんな中でも技評の担当者の方が、本の全体を通しての統一感といったところに細かくチェックしてくれていて、共著にありがちなバラバラ感が少なく通して読んだときの違和感もないと思います。また最新バージョンでサンプルコードの動作確認を都度してくれた(これは今までにない経験)ので、サンプルコードを実際に動かして試してみたいという人にも、ここ動かないなぁという迷いが少ないと思います(もちろん著者もチェックしているつもりなのですが、内容の改変などにコード部分が追いついていないということもまま・・・汗)。

便利なチートシート

巻末の30ページに渡り記述されているチートシートは本当に便利で、これは現在CakePHPで開発している人にもとても役立つものになっていると思います。これだけでも本書を手元に置く価値があるかも?!

隠れポイント

最後にお気に入りポイントを1つ。

本のカバーを外すと裏表紙にCakePHPの公式マークがプリントされています。ぜひチェックしてみてください。

さいごに

さて執筆陣も6名となり、本のサインをコンプリートしたいと思う人にはかなり難しい状況と思います。ところが、それが叶う可能性が11/3,11/4にありますよ(という宣伝)。

11/3,11/4にPHP Matsuri 2012が福岡にて開催されます。

http://www.phpmatsuri.net/2012/

このイベントの青年団がページの下にアイコン表示されていますが、なんと著者6名全員が青年団!!

つまりMatsuriに参加するとサインがコンプリートすると思いますので、今すぐサイトからチケットを申し込みましょう(数に限りがあります)。個人スポンサーもお待ちしています。